旧広島市民球場(広島市中区基町)で来春、アーバンスポーツ(都市型スポーツ)の世界大会「FISE(フィセ) HIROSHIMA 2019」が開催される。一般社団法人日本アーバンスポーツ支援協議会と一般社団法人アーバンスポーツ大会組織委員会が11月15日、広島市内で発表した。
広島での開催は今年4月6日~8日に続いて2回目。2019年大会は平成30年7月豪雨からの復興大会として開き、会場内で募金活動や選手によるチャリティーオークションなどを行いスポーツで広島を応援する。
競技種目は、「BMXフリースタイル パーク」「BMXフリースタイル フラットランド」「スケートボード ストリート」「パルクール」「ボルダリング」「アグレッシブインライン」「ブレイクダンス」の7種目に加え、エキシビション種目として新たに「eスポーツ」「スポーツけん玉」「バトントワーリング」の3種目が加わる予定。「eスポーツ」はNTTクレドホールで行う。
このほか場内の飲食スペースも拡充し、県産カキや日本酒、お好み焼き、汁なし担々麺などの地元グルメを充実させ、食とスポーツ、音楽を組み合わせたアクション・スポーツの祭典を目指す。
発表会で日本アーバンスポーツ支援協議会副会長の太田雄貴さんは「FISE HIROSHIMAはスポーツ界に大きな発展をもたらした。今まで集客に苦しみ、有名でなかったスポーツがFISE HIROSHIMAを通してこんなにも集客できるということを証明した。これにより他競技団体が『負けてられない、一生懸命頑張ろう』と、いろいろな相乗効果が生まれてきている」とコメントする。
今年4月の同大会にも出場したBMXフリースタイル パークの中村輪夢選手は「FISE HIROSHIMAは2回目なので、今回は表彰台に上がれるよう頑張りたい」と意気込みを見せる。
開催期間は2019年4月19日~21日。動員目標は10万人。