広島市内の百貨店で1月下旬、バレンタイン商戦がスタートし、各店では特設会場を展開している。
バレンタイン企画として広島三越(広島市中区胡町)が9年前に始めた「スウィーツコレクション」は1月30日に始まり、チョコレート=56店、スイーツ=51店の計107店が出店する。
9年ぶりに登場した「松之助 京都本店」は、看板商品の「ビッグ・アップルパイ」(1ピース、611円)が連日完売する人気ぶり。花とクレープをコンセプトにしたブーケのようなクレープを提供する東京・代官山の「タジマジ」は広島初出店。フレンチシェフが考案し、食感の変化が楽しめるクレープに仕上げたという。いずれも今月5日までの限定出店。
6日からは綿菓子を販売する京都「ジェレミー&ジェマイマ」が出店する。直径40センチの綿菓子や弁当箱に綿菓子と自家製ドライフルーツを詰めたオリジナル商品を実演販売する。東京・渋谷のカフェ「カイラ」はトッピングを全て載せたオリジナルパンケーキと、今回の出店に合わせて開発したバレンタイントッピングのオリジナルパンケーキ(以上1,461円)を提供する。
そごう広島は1月26日から、本館9階に特設会場で90ブランドをそろえ、「バレンタインチョコレートパラダイス」を展開している。ルージュとコンパクトに入ったコスメのようなチョコレート「ショコラ ア マキエセット」(セバスチャンブイエ、2,484 円)やストロベリーとホワイトチョコレートでバラを表現した「メサージュ・ド・ローズ ペタル・アラベスク」(メサージュ・ド・ローズ、1,512 円)など、写真映えするチョコレートを多くそろえる。3,000円前後の商品が人気で、まとめて購入する客が目立つという。
福屋は八丁堀本店・広島駅前店で1月25日、特設会場を開設。2店舗で合わせて40ブランド、400点のチョコレートをそろえる。同店によると、例年、義理チョコは1,000円前後、本命チョコや自分用は1,500円~3,000円が売れ筋で、今年は2,000~4,000円の価格帯を中心に300円から8,000円まで幅広くラインアップした。今月10日ごろに販売ピークを迎えると予想している。
開催期間は今月14日まで。