「日本の20世紀遺産20選」に選ばれた広島の「酒都」西条の飲食店「西条駅前にぎわい広場 蔵処TARU」(東広島市西条栄町)で1月30日、選定記念イベント「東広島の日本酒で乾杯」が開催される。
「日本の20世紀遺産20選」は昨年12月、世界遺産候補地の調査や評価に当たる国際記念物遺跡会議(イコモス)国内委員会が選定した。広島では酒蔵などが密集する東広島市西条地区の酒造施設群と広島平和記念資料館、平和記念公園が選ばれている。
当日は講演会と懇親会の2部構成で、講演会では市の担当者が西条の歴史を文化的視点から話すほか、地元酒造協会から招いた講師が酒造りについて講演する。スペシャルゲストの倉本康子さんとカティー・キャットさんが鏡開きを行い、参加者に振る舞い酒も。
懇親会では安芸津産カキやジャガイモを使ったコロッケ、美酒鍋など、東広島の特産品を使った料理と日本酒300ミリリットルを用意。日本酒は約10種類から好きな銘柄を選ぶことができる。イベントの締めくくりには酒蔵の杜氏を招き、「酒造り唄」の合唱を予定する。
東広島市では20選選定をきっかけに酒造りの町・西条の歴史や日本酒を広め、重要建造物がある西条酒蔵通りエリア利活用への機運を高めたいとイベントを企画した。年末に参加受け付けを始め、現在では定員の50人まであとわずかという。
開催時間は18時30分~20時。料金は1人3,500円。申し込みはテーブル1卓3~6人単位で受け付ける。問い合わせは東広島市産業部商業観光課(TEL 082-420-0941)まで。申し込みは今月24日まで。定員に達し次第、終了する。