広島市中心部にあるオリエンタルホテル(広島市中区田中町)が2018年1月31日、施設内で運営する「オリエンタルデザインギャラリー」を閉鎖する。
同ホテルのエントランス横にあるギャラリーは、ホテルのデザインを手掛けたインテリアデザイナーの内田繁さんが掲げるコンセプト「文化を発信するホテル」を表現する手段の一つとして、2006年のホテル開業に合わせてオープンした。
ギャラリーは2フロア構成で、面積は1階=約8坪、2階=約10坪。これまで、国内外で活動するアーティストを招き、デザインや家具・工芸品などの展示を行ってきた。展覧会のプロデュースは内田デザイン研究所が協力し、2012年以降はホテルスタッフも展示計画や作家のピックアップなどを担当。同研究所とともに展示企画を練り上げてきた。
ギャラリーにはスタッフが常駐し、作品や作家のエピソードを来場者に伝える役割を担った。展覧会は休みなく営業するホテルに合わせて毎日開き、これまで開いてきた展覧会は131回。200組を超えるアーティストが参加した。ギャラリーでは閉鎖までに4回の展示を計画する。ギャラリースタッフは「クローズまでにぜひ一度足をお運びいただければ」と話す。
営業時間は10時30分~19時30分。入場無料。