広島・商工センターにシェアスペース「レインボー倉庫広島」(広島市西区商工センター2、TEL 082-208-3850)がオープンして3カ月がたった。
レインボー倉庫は拠点を構え、新たなことに取り組む人を応援するシェアスペース。関東地方の磯子や下北沢、池尻大橋で運営しており、広島は地方でのFCモデル1号店として、倉庫を改装して出店した。
施設は1階・2階の2フロア構成で、1階はテナントが入居するほか、コーヒースタンドやカフェバーが営業し、タイプの異なる3種類のカレー販売も行う。テナント入居スペースは最大22区画を設け、1区画は1~2坪。目的に応じて広さを選べる。壁や床などの内装も自由にアレンジできるため、オリジナル空間に仕上げることもできるという。入居者には木工品メーカー「WOODPRO」が扱う素材や専用機材の割安販売などのサポートも行う。現在はオフィスやアトリエ、雑貨店が8区画に入居している。
2階フロアはフリースペースと入居者のコミュニティースペース、バーベキューなどができるテラスが占める。フリースペースは広さ約36坪でワークショップやトークショー、演奏会などの利用を見込む。テーブルや椅子には廃材や足場板を使い、最大135人が着席で一度に利用できる。これまで廃材を活用するイベントやカープ観戦パブリックビューイングなどの企画を行い、イベントは月20回ペースで展開しているという。
同施設を運営するイベント企画制作会社「エトセキャラバン」(商工センター2)安村通芳社長は「ジャンルを絞らず、いつでも何かやっている場所を目指したい」と話す。
営業時間は、カフェ=11時~18時、バー=18時~23時。木曜定休。