東京のアーティスト5人が「数字展」-始まりは1冊の作品集から

写真=「数字展」参加アーティストの1人、西舘朋央さん。コンテンポラリースペース「CERO」で。

写真=「数字展」参加アーティストの1人、西舘朋央さん。コンテンポラリースペース「CERO」で。

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 東京で活動するアーティスト5人のグループ展「数字展」が1月18日より、コンテンポラリースペース「CERO(セロ)」(広島市中区立町、TEL 082-246-9705)で始まった。

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 参加アーティストは、雑誌・書籍の装画を手がけるほか日用品のデザインなども行う井上陽子さん、米国の活版印刷に影響を受け独学で学んだあと、2006年に活版印刷によるカードのブランドを立ち上げた武井実子さん、日常にある紙、本を題材に作品を制作する飯田竜太さん、デザイナーとして広告を手がけ、紙素材をメーンに立体作品を制作するto-kichi(トーキチ)さん、都内を拠点に展覧会のほか雑誌やCDジャケット、ショップディスプレーなどを手がける西舘朋央さんの5人。

 同展は、東京・広島を経て大阪で開催される巡回展。広島で開催するきっかけは数年前、CEROオーナーの岸さんが東京で偶然、西舘さんの作品集「LOST PICES」(100部限定)を購入したことに始まる。「僕が彼(西舘さん)を広島に呼んだ」と岸さん。「メディアにも露出していないころなので、問い合わせがあったときは正直驚いたがうれしかった」(西舘さん)。その後交流を続け、西舘さん自身を含めた東京のアーティストの「グループ展」をまるごと広島に持ってくるという形で、「広島で展示してほしい」という岸さんの思いに応えることになった。

 作品点数は約20点。子どもの成長の過程など柱に刻む代わりにと制作された紙素材の「身長測定計」、さまざまな素材を組み合わせて数字の欠片を集めたものなど、「数字」をモチーフにした作品がずらりと並ぶ。

 開催時間は12時~20時。2月14日まで。

西舘朋央/Tomoo Nishidate版画イラストレーターが「メリーゴーランド」をテーマに作品展(広島経済新聞)ワンダーフォーゲル

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