広島の映画館「広島バルト11」(安芸郡)など県内7館で6月9日、島根の奥出雲地方を舞台にした映画「たたら侍」の上映が終了する。
製鉄技術「たたら吹き」が伝わる戦国時代末期の奥出雲地方を舞台にした同作品。劇団EXILEメンバーの青柳翔さんが演じる主人公の青年・伍介が侍を目指し、成長するストーリーで5月20日に全国上映が始まった。
27日・28日には全国で舞台あいさつ付き上映会を開催し、「広島バルト11」「TOHOシネマズ緑井」には小林直己さんと錦織良成監督が来場した。
上映終了は今月5日に出演俳優の報道を受け、「たたら侍」製作委員会が協議の上、発表した。7日には公式ウェブサイトで「映画の世界観を損なわないように再編集を行い上映再開できるようスタッフ一丸となり鋭意努力している」と配信し、上映再開を目指している。
島根の観光や定住・雇用に関する情報などを提供する「島根県広島事務所」(広島市中区立町)でも映画公開に合わせ、地元自治体らが製作したロケ地マップの配布を始めた。現時点では配布終了時期は決まっていないという。
同作品は広島県内では「広島バルト11」「TOHOシネマズ緑井」「109シネマズ広島」「イオンシネマ広島」「福山コロナシネマワールド」「福山エーガル8シネマズ」「シネマモード」で9日まで上映する。