JR西日本広島支社(広島市東区二葉の里3)の日帰り旅行プラン「関門ふくフク三昧(ざんまい)」が販売15周年を迎えた。
例年11月から期間限定で販売する同商品は、下関・門司港エリアまでの往復JRとふぐ料理コースをセットにしたもので、広島だけでなく山口や岡山、福岡、山陰、京阪神エリアでも取り扱っている。同社によると年間利用客は1万1000~1万2000人で、広島からの利用客が多いという。
広島エリア出発の販売価格は日帰り1万2,000円。こだまを利用した広島-新下関の往復料金は1万2,700円だが、山口で今秋展開する大型観光キャンペーンを前に県全体を盛り上げようと、今回は利用する新幹線をこだま限定にし、販売価格を抑えた。
食事プランもリピーター向けに基本料金に加算することで内容をランクアップできるほか、フグだけでなくアンコウ、クジラのプランも追加し、バリエーションを増やしている。忘年会や新年会に利用する団体客も多く、担当者は「新鮮な印象を持ってもらいたい」と話す。
飲食店は下関駅前や唐戸、みもすそ川、門司港周辺にあり、水族館「海響館」や海峡メッセなどの施設で利用できる特典も用意し、回遊を促す。
販売期間は3月31日まで。2人以上の申し込みで3日前までに予約が必要。