広島東洋カープのリーグ優勝を記念して地元企業が企画したカープ年賀状が現在、好調な売れ行きを見せている。
グッズ企画製作会社「スペースエイジ」(広島市西区横川町3)は11月下旬からカープ黒田博樹投手の年賀状販売を始めた。真っ赤な背景に黒田投手の後ろ姿を福岡県在住の墨絵師・西元祐貴さんが墨絵で描いたデザインで、オリジナルTシャツにも起用したこともある。販売は5枚1セット、1,000円。同社のグッズを取り扱う廣文館やフタバ図書、ゆめタウン、ヴィレッジヴァンガードなどで取り扱う。
2014年に球団初となる公認年賀状を発売した福屋(中区胡町)では、11月3日から各店の店頭とオンラインショップで販売した。リーグ優勝を果たした今年は10選手と緒方監督のリーグ優勝時の胴上げシーン、黒田投手日米通算200勝、新井内野手2000本安打記念のメモリアルシーンを収めたハガキをそれぞれ各1枚封入した特別バージョン。数量は昨年の5000セットから大幅に増やし、2万セットを用意したが1日半で完売したという。
イズミ(東区二葉の里3)も昨年に引き続き、カープとサンフレッチェ広島の年賀状を11月からゆめタウンやゆめマート36店舗で販売を始めた。両チームとも今シーズン活躍した選手をピックアップし、6枚1セットにする。カープは昨年よりも販売数を増やし、当初は8800セットで売り出したが好調につき、増刷して対応した。現在ではほぼ完売しているが、店舗によっては取り扱いがあるという。
いずれも完売次第、販売を終了する。