広島三越そばの胡子神社(広島市中区胡町)で11月18日から始まる「胡子大祭」の準備が進んでいる。
初冬の訪れを告げる胡子大祭は、「とうかさん」「住吉大祭」と並ぶ広島の三大祭りの一つ。終戦の3カ月後から400年以上途切れることなく続いており、地元では「えびす講」「えべっさん」の別名でも親しまれている。
神社周辺のえびす通り商店街アーケードには2日、「えびす大祭」の看板やちょうちんが掛かった。期間中は商売繁盛を願った「こまざらえ(熊手)」も販売し、買い求めた人々が神社でおはらいをしてもらおうと長い列を作る。例年、30万人の人出でにぎわう。
このほか、同時開催イベントとして中央通りでは歩行者天国上にステージカーを用意して夜神楽を上演する。太鼓競演も開き、今月17日から始まるライトアップ事業「ひろしまドリミネーション2016」と共に祭を盛り上げる。
開催期間は11月20日まで。