オンワード樫山(本社=東京都)は3月3日、広島パルコ(広島市中区本通)本館2階に今春デビューの新ブランド「ノーブル バース(Noble Birth)」(TEL 082-542-2125)をオープンする。
同ブランドのコンセプトは「ニューモードスタイリングフォーキャリア」。チーフデザイナーには「ダブルスタンダードクロージング」の滝野雅久さんを起用し、「強さ、鋭さをデザインに取り入れながらも、実用性の高い服を提案する」(同社)という。滝野さんが大手アパレルメーカーとコラボレーションするのは今回が初めて。
高貴な生まれを意味する同ブランド名には「気高さと包容力」などの意味を込めたという。ターゲットは、アラサー(アラウンド・サーティー)世代に含まれてきた25歳~30歳(コアターゲット27歳)の女性を想定。広島店の店舗面積は20坪で、壁面を黒一色で塗装した内装に赤のマネキンを起用するのが特徴。
2007年春のシーズンテーマは「クラシックでビンテージ感の漂う高貴な女性のライフスタイルを表現した『ノーブルライフ』」。アイテム構成比は、ジャケットなどトップス=35%、パンツなどボトムス=25%、ニットなど洋品=35%、雑貨=5%で、キャリア女性の通勤シーンやオフシーンでの着回しを意識した商品展開を行うという。価格帯は、ジャケット=29,000円~49,000円、カットソー=4,900円~15,000円、スカート=11,000円~23,000円、パンツ=13,000円~26,000円ほか。
同社広島支店の長谷部さんは「外部デザイナーを起用したことで、弊社にないスタイルを取り入れることができた。まずは知名度を高めていきたい」と話している。