広島パルコ(広島市中区本通)は3月3日、「borderless(ボーダレス)」をテーマにリニューアルオープンする。
今回改装を行うのは37店舗。リニューアルは11店舗で、新店26店舗のうち22店舗が広島初出店となる。また、同日のオープンに合わせて今年の1月より着手した本館外壁の補修工事も完了、外観も一新する。今回のリニューアルではあえてターゲット層を設けず、年齢層やテイストの「ボーダー」を越えて「すべてのおしゃれが好きな人が楽しめるショップづくり」(同社)を目指すのが狙い。
本館2階は、オンワード樫山が滝野雅久さんをチーフデザイナーに起用した同社新ブランドの「ノーブルバース」やブランドカラーである紫の壁と赤い床でショップアレンジした「アナスイ」、「アゴストショップ」など「可愛らしい」「清楚」「凛々しい」などをキーワードに女性向けにフロア全体を大幅改装する。
本館3階は、「SIMPLE&RELAX」をキーワードにベーシックなラインを提案する「ロペピクニック」、ガーリーテイストのカジュアルウェア「プードゥドゥ」をオープン。本館4階は、2月14日に既存ショップでハンドメイドの革バッグを扱う「イルビゾンテ」の売り場を拡大した。そのほか、中根麗子さんプロデュースの新ブランド「リエンダ」のほかに「リティラ」、「デュラス」などのレディスショップを加え「グラマラスカジュアル」の強化を図る。
また、本館5階・6階のメンズフロアでは、シューズを作品のように回遊しながら閲覧できる「アラウンドザシューズ」や、ストリートウエアをベースにした「ラトルトラップ」などの新しいジャンルのショップを揃えた。
同社担当者は「広島初出店となるブランドを多く揃えた。リニューアルに期待してほしい」と話している。