サンフレッチェ広島は2月4日、会員制転職サイト「ビズリーチ」を活用して販路開拓マネジャーの公募を開始した。
「広島県プロフェッショナル人材戦略拠点」の第1弾として実施するもので、同サイトを運営するビズリーチ(東京都渋谷区)と広島県が協業し、首都圏での人材採用を年間でサポートする。
サンフレッチェ広島は3度のJリーグ優勝、2015年クラブワールドカップ3位の記録を持つ国内トップチームだが、2014年度のクラブ決算発表で3期連続黒字化を果たすものの売上高は18クラブ中、中位となっている。現在、株主63社、スポンサー170社から支援を受けているが、広告協賛や年間指定席企業の新規スポンサー開拓など、販路開拓マネジャーの募集を行い、「攻めの経営」の実現を目指す。
同サイトに登録する首都圏在住会員の地方転職は2015年には前年同期比1.5倍に増加しており、今後の人材還流の高まりに期待を寄せる。
プロフェッショナル人材戦略拠点事業は、各道府県に「プロフェッショナル人材戦略拠点」を設置し、地域の関係機関と連携しながら、地域企業の経営を「攻めの経営」に後押しする取り組み。実践していくプロフェッショナル人材の活用について、経営者の意欲を喚起し、民間人材ビジネス事業者などを通じてマッチングの実現をサポートする。同事業は2015年からスタート。広島県での実施が全国で初めて。
募集期間は3月2日まで。ビズリーチサイトで受け付ける。