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広島・安佐動物公園が大型リニューアル 国内最大規模のアフリカ平原も

過去最大のベビーラッシュとなった同園で6月に誕生したオオフラミンゴ

過去最大のベビーラッシュとなった同園で6月に誕生したオオフラミンゴ

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 広島市が7月10日、安佐動物公園(広島市安佐北区安佐町)の再整備計画を発表した。本格的な大規模リニューアルは今回が初めて。

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 1971(昭和46)年に開園し、年間約50万人が来園する同園。敷地の全体面積51.4ヘクタール。うち25.6ヘクタールを使い、約150種1600頭の動物を展示している。

 市によると、施設の老朽化やユニバーサルデザインなどへの対応が十分でなかったことから、近年は入園者数が伸び悩んでいたという。

 観光拠点としての魅力を向上させようと2013年には新たにチーターを飼育。今年3月に開通した中国横断道尾道松江線「中国やまなみ街道」により利便性が高くなった交通アクセスなどを生かし、広域からの集客に取り組んでいる。

 整備内容は、「水生動物等の新規導入・展示強化」「移動負担の軽減」「展示エリアの再編」の3つに大きく分けられる。このうち、国内最大規模のアフリカ平原に大型水生動物カバの新展示や、はちゅうるい館の移設とオオサンショウウオ館新設に併せたショートカットルート開設など、各項目で優先整備メニューを設け、整備を急ぐ。

 整備期間は30年、事業費は約90億円を想定する。第1期整備完工は被爆75周年を迎える2020年度を予定。優先整備メニューは20年後の完工をめどに進める。年間入園者数は10万人増の60万人を見込み、長期的には15万人増の65万人を目指すという。

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