広島の郷土祭り「亥の子(いのこ)」をインスタレーションなどで表現する「大イノコ祭り」が11月8日・9日の2日間、袋町公園(広島市中区袋町)をメーン会場に開催される。
中国の言い伝えで、無病のまじないから始まった「亥の子」にアレンジを施した同祭り。昨年は広島市中央部商店街振興組合連合会の主催で「イノコ大福フェスタ」の名称で開き、あいにくの雨天にもかかわらず2日間で1万3千人が来場した。
祭りは、8日=前夜祭、9日=本祭の2部構成。今年は並木通りの歩行者天国も実施して、通りに袋町公園へ続く参道としての役割を担うほか、マルシェ形式で特設ブースを出展する。イベント内容は、ライブやコスプレショー、直径20メートルの円周上に長さ13メートルの竹88本を並べ、竹の先端に結んだロープの力で中央に置いた1.5トンの大石を空中につり上げる「大イノコ」などを日替わりで予定する。
このほか、祭りと連動して広島に寄せられた折り鶴を焚き上げる参加型セレモニーを2日間にわたり行う。全世界での過去1年間の出世者数と死亡者数を合計した折り鶴をはばたかせるという。
雨天決行。問い合わせは、大イノコ祭り実行委員会事務局(TEL 082-245-1448)まで。