![ダウン症の書家金澤翔子さん(写真右)と母の泰子さん](https://images.keizai.biz/hiroshima_keizai/headline/1358946302_photo.jpg)
ダウン症の書家金澤翔子さんが1月23日、広島三越(広島市中区胡町)で席上揮毫(きごう)を披露した。
金澤さんが担当したNHK大河ドラマ「平清盛」の題字など、額装を中心に集めた作品、約100点を今月22日から展示する同店。会場の中央に用意した半紙の周りには、見学用の整理券を手にした客、約100人が円を作った。
両手で大筆を持ち、描いたのは、「飛翔」の二文字。1枚当たり縦約100センチメートル、横150センチメートルの半紙を目いっぱい使い表現した。「みなさんに飛び立ってほしい」と金澤さん。同じく書家で、金澤さんの師匠でもある母の泰子さんは昨年、金澤さんの骨折により、同店での席上揮毫(きごう)が中止になったことから、「昨年のリベンジができた」と笑顔を見せた。
書展の開催時間は、10時30分~19時30分(最終日は17時まで)。今月27日まで。