
JR駅構内のホームと待ち合い椅子にクッション用意する取り組みが、今年も広島市西部のJR西広島駅(広島市西区己斐本町1)などで行われている。
駅の利用客を対象にしたサービスは、同駅のスタッフが考案した。寒さが増す11月から翌年3月までの約5カ月間、クッションを置く。JR西広島管理駅の管轄に当たるJR横川駅、JR五日市駅、JR宮島口駅でも、椅子を利用してもらおうと同様に取り組んでいる。
クッションは同駅で一括管理し、各駅に配布する。気象条件によっては、一度はずして付け替える作業も発生することから、有人駅であることや雨などが降り込みにくい構造の駅などを考慮して選んだという。
取り組みは3年前から継続しており、「定着してきている」と同駅の髙山博文さん。利用者から喜びの声も寄せられる中、JR前空駅では近隣住民が善意でクッションを用意するなど、広がりも見られる。髙山さんは「ぜひ、利用いただきたい」と呼び掛ける。