缶詰を使ったフルコースや手巻きずしなどの料理作るイベント「缶詰料理ショー」が6月29日・30日、広島のソーシャルコミュニティーカフェバー「プティ・カードル」(広島市佐伯区五日市駅前1、TEL 082-578-1740)で開催される。
料理のレクチャーを行うのは、世界に流通する缶詰を常時1000個以上ストックする「缶詰博士」の黒川勇人さん。ワークショップ形式で、缶詰を使ったオードブル、メーン、デザート、手巻きずしを作る。主催はホームページの企画制作などを手掛ける「マグマワークス」(南区段原)。
黒川さんが缶詰の興味を持ったのは4歳のころ、キャンプで、「五目飯」の缶詰を食べたことがきっかけ。「おいしい五目ご飯が、武骨な金属の缶から出てきたのが衝撃的だった」と振り返る。
イベントはこれまで約100回開いており、壇上で実演とトークを披露した後に試食してもらうスタイルや参加者も一緒に作るワークショップなど、形式はさまざま。参加者は30~50代が中心。
昔から缶詰を知っている世代では、「今の缶詰はこんなにおいしくなっていた」「一手間かけるだけでがぜん、おいしくなる」という驚きも。缶詰をほとんど食べたことがない世代は、「缶詰がこんなにおいしいとは知らなかった」「こんなに多くの種類があるとは知らなかった」という発見の声が多いという。
開催は18時から。参加料は3,000円。各日20人まで。