抹茶をメーンに使ったドリンクやスイーツなどを提供する「nana's green tea(ナナズグリーンティー)」が4月20日、広島パルコ本館(広島市中区本通)にオープンする。
三畳台目の席に水屋と後補の勝手を付属させた茶室「露滴庵」(ろてきあん)を店舗コンセプトに開いた同店は、イートインとテークアウトに対応するカフェ。広島県内には昨年5月、大型SCアルパーク(西区草津新町2)へ不動産販売や飲食業を手掛ける「URBAN FELLOW SHIP」(富士見町)が出店。同店は広島で2店舗に当たる。
店舗面積は約28坪。席数はテーブル46席を設け、店内の出入り口は各1カ所ずつ。混雑を解消などを目的に、来店客の導線を一方向に統一する。このほか、日本の古典をテーマにしたアートワーク「源氏物語」をディスプレー。四季の色に合わせてデザインした。
メニューは、宇治抹茶・日本茶、宇治抹茶フローズン、あずき、甘味など、6つのジャンルに分けて提供。抹茶ラテ(450円)、グリーンティーソフトソーダ(550円)、抹茶白玉パフェ(800円)、抹茶ガトーショコラパフェ(950円)、黒ゴマクリームあんみつ(630円)、白玉ぜんざい(500円)など。コーヒー(320円)やジュース(350円)のほか、みそ汁付きの雑穀丼(780円~)もそろえる。全メニュー数は66種類。
「買い物を楽しんだ後や、途中にご利用いただければ」と森脇雅史店長。メーンターゲットに20代半ば以降の女性を見込み、客単価は700円が目標という。広島パルコは、同店出店によりカフェ・レストランが3店舗となった。
ナナズグリーンカフェは、飲食業を手掛ける「七葉」(東京都世田谷区)が店舗ごとにコンセプトを設け全国で展開。経営者は地域ごとに異なり、商業施設やSC内への出店を進める。現在の店舗数は48店舗。
営業時間は10時~20時30分(ランチタイム=11時~14時30分)。