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広島に地域密着型の飲食店「ミオ・バール」-本場のバールをモチーフに

店名の「ミオ(=私の)」になぞって、カウンター席へすでにお気に入りの席を見つけた客もある

店名の「ミオ(=私の)」になぞって、カウンター席へすでにお気に入りの席を見つけた客もある

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 東京のカフェやバーなどで修業を積んできた広島県出身の男性が3月23日、広島・京橋通りにイタリアのバールをモチーフにした地域密着型の飲食店「Mio Bar(ミオ・バール)」(広島市中区幟町、TEL 082-222-9160)をオープンした。

串揚げ店跡にオープンしたバール

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 「カフェ」「食堂」「バー」の機能を併せ持つ同店を出店したのは、大学卒業後から約7年間、東京で飲食を学んできた宮西智士さん。バリスタを目指してイタリアのバールで働いた経験を持つ宮西さんは、習得が難しいとされるイタリアエスプレッソ協会(INAE)から、日本人で初めて認定を受けた。

 店舗面積は約29坪。席数は、カウンター=10席、テーブル=24席。クラシックなどの音楽が掛かる間口の広い長方形の店内には、長いバーカウンターの後ろへ、広めのテーブルが並ぶ。什器は、温かみのある木目調の什器を中心にそろえた。ディナータイムには照明を落とし、バーとしての空間を演出する。

 メニューは、ランチ・カフェ・ディナーでそれぞれ異なる。ランチタイムには、ボリュームのあるパスタやフォカッチャのセット(800円~1,000円)をそれぞれ用意。カフェタイムには、創業100年の歴史を持つカフェ・カリアーリの豆を使ったエスプレッソ(250円)など、ソフトドリンクと自家製スイーツを組み合わせられるドルチェセット(650円)を提供する。

 ディナータイムはパスタやピザなど、アラカルトメニューの軽食がメーン。価格は1品500円前後が多い。「一食一杯を低価格で提供することで仕事帰りに立ち寄れる場所にしたい」と低価格を意識した。このほか、料理には科学調味料の使用を控えるこだわりも。店頭での生成が難しいピザやパン生地はイタリアから輸入する。

 アルコールは、イタリアワインに力を入れる。ぐるりとイタリアを回るように、20州からそれぞれの地ブドウを使ったワイン(600円~)をそろえる。リキュールやウイスキーは各50種類をそろえ、カクテルやウイスキー(以上700円~)、生ビール(500円)など、カフェメニューだけでなく、アルコールも終日提供する。

 「日本の方にイタリアのバールを楽しんでほしい」とイタリアの老舗店を参考に作った同店。今後は、「さまざまな会話が飛び交う、活気のある店にしたい」と意欲を見せる。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時、カフェ=15時~17時、ディナー=17時~23時。日曜定休。

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