地震や津波、原発事故、風評被害の四重苦にあえぐ福島県いわき市で自らも被災しながら、 踊り続けることを決意したフラガールたちを追ったドキュメンタリー映画「がんばっぺフラガール!」(小林正樹監督)が3月10日、広島・タカノバシ商店街近くの映画館「サロンシネマ」(広島市中区大手町5、TEL 082-241-7711)で公開される。
登場するフラガールは、炭鉱の街に誕生した大型レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」(いわき市)が開くショーに出演する「ハワイアンズダンシングチーム」ほかのメンバー。東日本大震災を受け、同施設が46年ぶりに復活させた「フラガール全国きずなキャラバン」へ出演した。
ナレーションには、2006年に公開された映画「フラガール」(李相日監督)に出演した女優の蒼井優さんを起用する。同施設は震災以降、一部を避難住民に提供しながら、営業再開に向けて動き出し、映画が公開された昨年10月から部分営業を再開。今年2月にグランドオープンを迎えた。
広島市内での上映は今回が2回目。初回は、福屋八丁堀本店(胡町)が今年2月に開いた福島物産展の関連イベントとして一日限定で上映した。同館では、東日本大震災が発生した3月11日に合わせ、1週間上映する。
上映時間は15時10分~17時。入場料は、大人=1,800円、大学生=1,500円、高校生以下・60歳以上=1,000円。3月16日まで。