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広島で「日韓アート」展-広島とソウルで活動する作家がコラボ、現代美術で

1階の多目的スペースに展示する久保田貴美子さんの作品

1階の多目的スペースに展示する久保田貴美子さんの作品

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 広島・袋町の旧日本銀行広島支店(広島市中区袋町)で現在、広島とソウルで活動する現代美術家によるコラボアート展が開催されている。

山が連なるようにも見える作品も

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 日韓のアート作家14人が参加する同展は、互いの作品や表現に触れ、刺激し合うことを目的に開く展覧会。触れることを意味する「touch」をテーマに、1階・地下1階の2フロアを使って、平面や立体、造形、空間表現など、さまざまな手法で現代アートを表す。

 参加する広島の作家は普段、市内を中心に個人やグループで展覧会を開く社会人。共通するのは、「韓国が好きな人」とメンバーの柴田史さん。制作したインスタレーション作品は、壁面を使って展示するソン・キチャンさんの作品と同じ室内に並べた。

 染色家として活動する藤本眞理子さんは、紙で作った三角すいに、濃淡のある緑や黄色で染めた布を貼った作品を複数、床に展示する。作品の一つひとつを「人」に見立て、それぞれの個性と調和する様子を表現した。藤本さんは、別のグループが行う日韓アート展に参加した10年前と全く同じ場所での展示に驚きながらも、「10年前がきっかけに語学の勉強を始めた」と話す。

 観覧者には、建物の見学に訪れた観光客も多い。「気持ちをつなげる展覧会にしたい」と柴田さん。テーマから、「人のあたたかみを感じてもらえれば」と笑顔を見せる。

 開催時間は10時~17時。入場無料。2月22日まで。

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