小麦の代わりに米の粉を主原料として作った「米粉パン」を販売するカフェスペース併設のパン店「米粉パン店 和良(わら)中広工房」(広島市西区中広町2、TEL 082-208-5510)が1月17日、広島西区の太田川沿いにオープンした。
店舗面積は約35坪。焼きたてを提供しようと販売スペースのほか、カフェと工場を併設した。席数はテーブル8席。購入客にはコーヒーとカフェラテを無料で提供するサービスも行う。店内は白を基調に統一し、通路は広めに確保。壁面と中央に並べた什器に約30種類の米粉パンが常時並ぶ。
小麦粉よりもアミノ酸が豊富で、水分含有量が多い米粉を80%以上使って作ったパンは、もちもちとした独特の食感とほのかな甘みが特徴。加熱後の収縮が少ないため、冷えたときにもパンが固くなりにくいという。
パンはテレビ番組でも紹介され人気が高いシフォンケーキ(200円)やクッキーレーズン(150円)、おやき(180円)、生クリームを使った食パン「リッチブレット」(500円)など。客単価は800円前後。来店客は近隣の住民が多く、そのほとんどが女性だという。
「接客や商品の品質向上に力を入れ、パン好きな方にヘビーユーザーになっていただきたい」と経営するエフピーステージ(中区土橋町)の五島聡社長。今後は、米粉を使ったカレーやスパゲティのメニュー開発を進め、店内での提供を目指す。
営業時間は9時~19時(日曜は17時まで)。月曜定休。駐車場3台。