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写真家が見た震災後の「福島」-広島でスライドショーと写真展

9月末から奈良をスタートした同イベント。大阪、岡山に続いて広島で開催する。

9月末から奈良をスタートした同イベント。大阪、岡山に続いて広島で開催する。

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 東日本大震災で被害を受けた福島第一原子力発電所から放出される放射能の影響や福島の状況を撮影した写真家の藤代冥砂(めいさ)さんが10月2日、広島市内で「スライドショーツアー『福島』1」を開催する。

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 現在の福島の状況や生活する人々、放射能がもたらす影響について、実際に福島を巡った藤代さんがスライドショーで紹介する同イベント。広島では、建築家・谷尻誠さんが開くイベント「THINK」とコラボ。スライドショーとトークショーを各1時間ほど行う。

 藤代さんは7月上旬、車で一人福島を訪れた。滞在期間は6日間。ツイッターで呼び掛け、「さまざまな土地で、さまざまな声を聞き、風景や人々を写してきた」。「多くを考え、感じたが、受け取ったものがあまりにも大きくて、うまくまとまらない」とも。

 福島での体験を、「なるべく多くの人々と共有することで、何かが前へと進むのでは」と、今後も山口や福岡、熊本、宮崎、鹿児島と西日本を回る。

 藤代さんは1967(昭和42)年、千葉県船橋市生まれた。明治大学商学部商学科を卒業後、五味彬さんらアシスタントを経て独立。2003年に講談社出版文化賞写真賞を受賞するなど、手掛けた写真集は70冊に及ぶ。小説家としても活動しており、代表作に「クレーターと巨乳」「ドライブ」などがある。

 開催は18時から。参加料は1,000円。問い合わせは「suppose design office」(広島市中区舟入本、TEL 082-961-3000)まで。エキシビションは10月3日~16日まで。開催時間は13時~19時。入場無料。

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