「のび太」そっくりの格好でパフォーマンス-「新公募展」作品の一環で

写真=広島の街中でパフォーマンスをし、自分を撮影するのびアニキの様子。

写真=広島の街中でパフォーマンスをし、自分を撮影するのびアニキの様子。

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 アーティスト「のびアニキ」さんが、広島駅・本通を中心にドラえもんの「のび太」そっくりの格好でパフォーマンスを行っている。

 パフォーマンスは、6月2日より広島市現代美術館(広島市南区比治山公園、TEL 082-264-1121)で展示されている展覧会「Re-Act 新公募展2007」で審査員賞を受賞したのびアニキさんの作品の一環。同館の開館時間(10時~17時)は展示作品の一部として布団を敷いて寝ているが、夜には広島の街でパフォーマンスを行い、自分自身を撮影している。

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 のびアニキが寝ているベッドに添えられたランドセルには液晶テレビが埋め込まれ、編集されたユニークな映像が延々とリピート上映されている。

 広島の女性会社員は6月初旬に「街で『のび太』を見かけた」と同僚から聞いたという。「最初は罰ゲームでそんな格好をされられたのだろうと思っていたが、実際に本通で見かけてがくぜんとした。本当に『のび太』そっくりだった」と話している。

 パフォーマンスは、毎日20時ごろからスタートし、広島駅・本通商店街を中心にブラブラ歩きながらポイントを探すことから始まる。路面電車の停車駅・立ち入り禁止のフェンス・道路脇の溝などの場所を利用し撮影を行う。「歩道橋を上る階段の裏側をあえて逆さになって歩く」「公園にある大きな2つの円状のオブジェをまたいで自転車をこぐ」など、パフォーマンス・撮影は深夜2時ごろまで続くという。

 「例えばSF映画を見てすごいとは思っても身近に映画のような出来事が起こるとは思えない。だけど、広島で僕がパフォーマンスをしているというのは身近な出来事だと思う」とのびアニキさん。撮影中に「あ、のび太くん」と話しかけられることもしばしば。

 のびアニキさんは、大学時代にひきこもりを経験し、「のびアニキ」は、その後誕生した。「アートを通じて世間とコミュニケーションし、日常の中にアートを取り込めれば」と、のびアニキさんは話す。

 「Re-Act 新公募展2007」開催時間は10時〜17時。入場料は、一般=560円、大学生=340円、小中高生=110円。月曜休館。7月1日まで。

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