「原発いらねー」-広島で市民1,500人が練り歩き、原発反対訴える

「核の海から命の海へ」と大きく書かれた横断幕

「核の海から命の海へ」と大きく書かれた横断幕

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 原発なしで暮らしたいと集まった市民グループ「原発なしで暮らしたい人々」が4月24日、原発反対を訴え広島市内中心部を練り歩いた。

練り歩きの様子

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 広島と山口を中心とする市民約50人から成る同グループは、東日本大震災で被害を受けた福島第一原子力発電所の放射能汚染などの問題を受けて、「より多くの市民が声を上げないと、将来に大きなリスクがある」と3月末に結成。

 山口・上関原子力発電所の建設を進める中国電力本社がある広島市内で、チェルノブイリ原子力発電所の事故発生日の4月26日、前々日の日曜(24日)に合わせてイベントを企画した。

 「ピースウォーク」には、小さな子どもを抱えた母親や学生、男性など約1,500人が参加(主催者発表)。太陽光や他の自然エネルギーを提案しながら、手に花や風車、プラカードなどを持ち原発反対をアピール。「電気は足りている。原発なしでも暮らせる」と声を上げ、「原発いらねー」と打楽器に合わせた歌も披露。複数のグループに分かれて、旧広島市民球場から紙屋町、広島パルコ前、八丁堀を練り歩いた。

 同グループでは、事前にイベントのチラシ配布と原発なしで暮らしたいかの是非を問う街頭アンケートを実施。協力した605人のうち、約8割が「原発なしで暮らしたい」と答えたという。今月26日には県や市などに要望書を提出する。

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