広島の学生団体が広島市内の繁華街に開いたバー&カフェ「cangene(キャンジェネ)」(広島市中区堀川町、TEL 082-246-1141)のオープンから1カ月、店舗運営を行う学生スタッフに話を聞いた。
同店を運営するのは、学生目線でフリーペーパーの発行や就職活動サポート、ミスコンイベントなどを行う学生団体「キャンパスジェネレーション」。学生が集う「たまり場」を提供しようと、バーの居抜きを利用して12月に同店をオープンした。店舗面積は約8.5坪で、席数はカウンターを中心とした15席。
営業を始めて1カ月。店舗スタッフは学生8人で、学業やアルバイトなど自分の生活スタイルに合わせながらローテーションでシフトを組む。売り上げ目標は月商80万円を見込んでいたが、「初月は(目標の)約半分の売り上げだった」と団体副代表の佐々木誠さん。利用客は1日平均で約15人と1回転しかできていない状況で、「平日は厳しい」とも。2次会、3次会や週末に利用が集中しているという。
「思ったよりも深夜が伸びない」と話すのは店長の門田拓也さん。ツイッターやブログを見ての来店が週に1組はあるが、「込み合う時間帯が決まっている」と苦笑い。開店時間も、利用が少ないことから2時間遅らせた。客の半分はリピーターと見られ、学生と話すことを目的にした社会人の来店客も目立つという。「社会人の方は学生と話して刺激を得ているのでは」と佐々木さん。今後については、「より多くの学生に来てほしい」と学生に特化した店作りに力を入れる。
営業時間は20時~翌3時(金曜・土曜は翌5時まで)。