広島で立ち飲み店の気軽さを売りにする飲食店「三ツ星屋台」(広島市中区本川町2)が11月1日、ワインに特化した「三ツ星ワイン屋台」(中町、TEL 082-244-1033)をビジネス街にオープンした。
三ツ星屋台は、30年間美容師として働いてきた妻木英二さんが、2002年に呉市の蔵本通りへオープンしたイタリアンの手作り屋台。現在は閉店したが、6年間、「珍しさも手伝って、たくさんのお客さまに来店いただいた」という。閉店後は、念願だった「屋根のある店」を本川町に出店。呉でのリピーターに加え、広島市内の新規客も獲得し、2店舗目となる「ワイン屋台」を出店した。
店舗面積は約47坪、席数はオープンキッチン前のカウンター席とテーブル席の計58席。メニューは、イタリアやスペイン、メキシコ料理など多彩。「スパイスとニンニクをしっかり使っている」と国正圭一郎店長。名物の「ブロッコリーの丸ごとガーリックオイルがけ」(609円)やメキシコのピザ「ケサディーヤ」(714円)、ナスとミートソースのチーズ焼き(880円)、ペンネゴルゴンゾーラ(1,260円)など、三ツ星屋台のグランドメニューと店舗ごとに異なる「黒板メニュー」を提供する。
ドリンクは、生ビール(525円)、ギネス(630円)、グラスワイン(420円)、梅酒(525円~)、カクテル(525円)、焼酎(420円)など。多くのドリンクはワンコインで用意するほか、ボトルワインは店頭売価に1,000円を足した価格で提供。価格帯は3,000円~4,000円で、200~300種類をそろえる。
ターゲットは、三ツ星屋台同様20~40代の女性がメーン。客単価は3,000円。周辺にはビジネスホテルが点在することから、1人の来店客の姿も目立つ。
三ツ星屋台は今後、同店のように特化した業態で、5年間で5店の店舗展開を目指す。「安くてうまくて楽しく帰れる店」として、広島市内と近郊の郊外への出店を予定する。
営業時間は17時30分~24時。