広島のヒップホップシーンで活躍する現役ラッパーが歌った広島東洋カープの公式応援歌「RED WIND」のプロモーションビデオの撮影が10月10日、広島市民球場「マツダZoom-Zoomスタジアム広島」(広島市南区南蟹屋2)で行われ、約200人が撮影に参加した。
広島東洋カープとのコラボに臨んだのは、広島在住のラッパーDOUGH BOY(ドゥーボーイ)さん(29)。コラボは、ドゥーボーイさんの所属するドランカーズ・エンターテイメント(呉市広白岳)が、歌と映像で球団を応援することとヒップホップの音楽カルチャーの浸透を目的に、カープ球団に提案し実現したもの。同事務所の塚原哲也さんは「インディーズでのコラボは初では」と話す。
プロモーションビデオには、ドゥーボーイさんと応援歌に振り付けをつけた広島ダンスカンパニー(東区光町1)のメンバーが出演。スタジアム正面ゲート前で行われた撮影では、赤いユニホームやTシャツなどを身に着けたダンスカンパニーに通う子どもやカープファンの女性ら約200人が福山や東広島、呉など県内各所から集合。天候にも恵まれ、約1時間の撮影が終了した。
生まれも育ちも広島というドゥーボーイさん。市民球場内外で行ったプロモーション撮影を終え「純粋に楽しかった」とコメント。「広島の球団の歌を、広島のスタジアムで、広島に住むみなさんと一緒に撮影できて良かった」と笑顔を見せ、「応援歌をきっかけに音楽とスポーツのコラボを展開していきたい」と意欲をみせる。
CDは年末の発売を予定。