富士ゼロックス広島(広島市南区稲荷町、TEL 082-568-6300)は7月20日、外国人観光客をメーンとする観光案内所を開設した。
民間の観光案内所は同社1階のショールームに開設。広さは、同ショールームの約3分の1スに当たる約10坪を使用し、広島市の観光ガイドマップや民間業者が作成したマップを一堂に集めるほか、パソコンでの観光情報検索、デジタルカメラの映像などを無償で提供する。
同企画は、昨年末で30周年を迎えた同社が地域貢献を目的に取り組む記念プロジェクト。同社では、広島の玄関口にあたる「広島駅」「広島インターチェンジ」「広島空港」で告知する観光地へのアクセスなどの情報が外国人観光客にとって不十分であることを調査。広島市を中心とする観光マップやパンフレットの総合閲覧が可能な場を作り、公衆無線LAN-APを設置し、翻訳対応できる場を提供し、「ビジネスとは離れたところ」で展開する。利用者に制限は設けないが、外国人観光客の利用をメーンに見込み、外国人観光客の立ち寄りスポット化を目指す。
休憩所としても利用できる同所では、利用者にアンケートを実施。3カ月後に検証を行い、改善などの要望も取り入れる予定。富士ゼロックス管理本部CSR推進課の大澤芳人さんは「今後は、他の民間企業も情報発信できるようなベース作りをしたい」と無料で利用できる同所の利用を呼びかける。
利用時間は9時30分~17時。土曜・日曜・祝日定休。