広島・中の棚に6月28日、石川県小松市発祥のカレー店「カレーの市民 アルバ」(広島市中区立町、TEL 082-247-2130)がオープンした。中四国・九州エリア初出店。
石川県小松市が発祥の「加賀カレー」は、シチューをベースにタマネギと野菜、牛肉を6時間以上煮込んだ濃厚なルーを全メニューに使用。カレーは、ステンレスの器にご飯とキャベツの千切りと一緒に盛つけ、先割れスプーンで食べる。
メニューは、「クリームコロッケカレー」「トンカツカレー」「チキンカツカレー」「野菜フライカレー」(以上700円)など。トンカツ、ハンバーグ、クリームコロッケ、ウインナーが入った「満塁ホームランカレー」(950円)はニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜選手もよく食べていたという。このほか、クリームコロッケ、オニオンフライ、生卵(以上50円)、チーズ(100円)のトッピングも用意する。
店内は女性客が足を運びやすいよう木目調で統一。カフェ利用にも対応できるように深川コーヒー、グァバジュース、紅茶(以上450円)などのドリンクも提供する。店舗面積は約24坪で、席数はテーブルとカウンターの28席。
同店は、学生時代に関西で「アルバ」のカレーを食べたオーナーの中島大輔さんが経営。店長やスタッフは本店で修行を積んだ。通販で「アルバ」のレトルトカレーを取り寄せて食べるほど「おいしいと思った」と中島さん。最初に甘く、後から少しずつスパイスが効いてくる「加賀カレー」は「広島の人にも受け入れられる味」と店をオープンした。
カレーに使うルーは同じだが、「広島の味で勝負しよう」とウインナー以外はすべて手作り。他店とはメニューや価格で差別化を図り地域性を出す。現在の来店客は4割が女性。客単価は700~800円。3回の来店で200円引きのクーポンとして利用できるスタンプカードも用意するほか、テークアウトにも対応する。
営業時間は11時~21時。