広島・京橋川沿いのオープンカフェ近くに6月10日、カープ居酒屋「赤ヘル酒場　こいのぼり」（広島市中区橋本町、TEL 082-224-0439）がオープンした。

提供に力を入れる日本酒

　「カープファンの集う店にしたい」と張り切る「たまオヤジ」こと店長の玉利秀文さんらをはじめ、カープファンのスタッフが運営する同店。店頭には30年以上前に旧市民球場などでカープの応援団が使っていた応援団旗をディスプレーする。店舗面積は約20坪。店内は木目調と球団カラーの赤で統一し、席数はテーブルを中心に29席を用意。立ち飲みスペースも設けた。

　提供するのは、グランドメニュー40品と日替りメニュー10品の計50品。アルコールは生ビール（450円）、チューハイ・ハイボール（以上400円）、焼酎（380円）など。力を入れる日本酒は、「天寶一」「瑞冠」「雨後の月」「蓬莱鶴」「富久長」らカープファンの蔵元が造る広島県内の11酒造の日本酒を提供する。このほか、店内には日本酒を醸造した木たるのふたとおけをテーブルや壁面の一部に再利用している。

　「試合後にも立ち寄ってもらえる『カープ居酒屋』にしたい」と玉利さん。利用客には以前、中町でカープ居酒屋「たまり場」を運営していた玉利さんの元を訪れていた、かつての常連が多い。「カープファンが集まる店は話題が共通。いい意味でお客さんに気を使わない」とも。客単価は約3,500円。

　営業時間は18時～翌1時。