広島城近くの広島護国神社(広島市中区基町)で5月28日~30日に開催された「万灯みたま祭」期間中の29日、「巫女(みこ)踊り」が披露された。
祭りは同神社が終戦30年、昭和天皇在位 50年の節目に始めたもので、今年で35年目を迎える。約120人の巫女が舞う「巫女踊り」は社殿前の社頭で披露。「護国の祈り」「縁結びの巫女踊り」「幸せの鈴」の総踊りや本職巫女による「豊栄の舞」「みたま慰め(なごめ)の舞」には、多くの見学者がカメラのシャッターを切った。
「巫女踊り」への参加はフリーペーパーで応募を呼びかけるなど一般から広く募集。学生から社会人ら30歳未満の独身女性約120人が応募した。本番当日は21時に祭りが終わることから広島市内からの応募が大半を占めたが福山からの応募もあったという。
夕方から始まり、全体を通して約2時間の同祭りでは、上野学園(千田町1)の教職員と太鼓愛好会「阿毘雲」が力強い奉納和太鼓「山」「天道太鼓」を披露したほか、阿刀神楽団(安佐南区沼田町阿戸)が奉納神楽「八つ花の舞」を舞った。