広島の造幣局(広島市佐伯区五日市中央6)で4月15日より、構内のサクラ59品種240本を公開する「花のまわりみち」が始まった。
花のまわりみちは、1991年4月に造幣局創業120年記念事業の一環として一般に公開を始めたイベント。サクラは、「通り抜け」で知られる大阪の造幣局から1967年に移植したもので、移植から2年後に花を咲かせ、職員などの「観桜の場」として親しまれていたという。
サクラは例年4月中旬~下旬に開花。約3,000坪の構内には、関山や松月、普賢象など「ポピュラー」なサクラから、大手毬、紅手毬などの珍しいサクラまでが植えられている。多くは遅咲きの八重桜だが、早咲きの桜が開花するなど「いろいろな花を楽しんでいただける」と同局総務課の平本幸恵さん。
公開初日のサクラは五分咲きだが、毎年約7万人が訪れる恒例イベントには九州の観光ツアーや一般からの問い合わせも。同局では今月13日からホームページでサクラの開花状況を、写真を交えて公開している。構内には、ベンチなども用意するほか、日没後にはぼんぼりや投光器でライトアップした夜桜も披露する。
開催時間は10時~20時。4月21日まで。問い合わせは同局総務課(TEL 082-922-1597)まで。