広島市内でまちづくりやアートを中心に活動する「セトラひろしま」(広島市中区中町)と「アートプラットフォームG」(上八丁堀)の2つのNPO法人が現在、まちづくりとアートを融合させたプロジェクト「Art Life Support(アートライフサポート)」に取り組んでいる。
同プロジェクトでは、八丁堀から袋町近辺の「まちなか」をメーン会場に、各界で活躍するクリエーターを講師として招く「まちなかArt & Eat」や広島のギャラリーを回る「ひろしまギャラリー散歩」などを企画。「まちなかArt & Eat」は、「普段聞くことのできない」専門性の高い話やエピソードを中心とした講義を少人数で受講するスタイルで、終了後は食事やお茶をしながら講師との懇親会を行う2部構成になっている。
「講師と話す機会が少ないので、ふれあいの場を設けたかった」と運営チーフの沖石泰彦さん。イベントの定員は、講師と円卓を囲んで話ができる「ギリギリ」の20人を各回のベースに決めた。アート&イートは「関係者の飲み会に一般の参加者が入ったようなイメージ」だという。
プロジェクトの本格始動は4月。現在は、試験的に学芸員や建築家らが講師を務めるイベントを実施し、セトラひろしまのメールマガジンやホームページで参加を呼びかけた。受講者には、20~50代の女性がおおく、座談会では参加者同士の交流も見られた。4月からは月2回のペースでイベントの実施を予定しており、情報はホームページで随時発表していく。
問い合わせは、セトラひろしま(TEL 082-545-7611)かアートプラットフォームG(TEL 082-211-3260)まで。