広島県産の養殖「カキイカダ」共同オーナー募集-1口約200個収穫へ

採取されたカキの稚貝は約9ヶ月間ほど抑制棚につられる。

採取されたカキの稚貝は約9ヶ月間ほど抑制棚につられる。

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 広島では現在、全国一の水揚げ量を誇る広島県産のカキを養殖する「カキイカダ」の共同オーナーを募集している。

山のように積まれたホタテ貝の殻

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 募集しているのは、県内約400件のカキ業者のうち、半数を占める江田島市のカキ養殖イカダ。竹を組んだイカダにつるした約10メートルのワイヤーに、穴を開けたホタテ貝の殻とパイプを交互に何重も組み合わせていき、殻の一つひとつにカキの稚貝を植え付ける。浅瀬で約9カ月、イカダにつるして約9~10カ月を過ごした「2年もののカキ」は2月中旬から3月中旬がおいしいという。

 共同オーナーは、殻付きで約20キログラム、むき身で約7キロのカキが収穫できるワイヤー1本を所有する。収穫個数は約180~220個。イカダにつるされるワイヤーは約600~800本。通常、冬場に販売される価格と比較しても5割ほど得になる。収穫されたカキは生産者から直送される。

 これまで共同オーナーの募集は、カキを水揚げする大栄水産(江田島市)が口コミで行っていたが、3年前から海鮮おまかせ便(広島市中区舟入川口町)がインターネットでの予約を開始。現在は、共同オーナーに加え、歳暮にカキを届けるギフト券タイプのオーナー権(一口17,500円)の販売も行っている。共同オーナー権は、県外からインターネット経由での注文が7割近くを占め、昨年は約100件の注文が入ったという。

 問い合わせは、海鮮おまかせ便(TEL 082-294-3618)まで。オーナー権は一口14,700円。募集は毎年6月~8月に行っている。

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