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被爆80年、広島・シャレオで平和と復興を伝える催し 展示や朗読会

安田女子大学書道学科の学生が外国人旅行客に毛筆での書き方を教えた。写真は2024年の様子

安田女子大学書道学科の学生が外国人旅行客に毛筆での書き方を教えた。写真は2024年の様子

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 被爆80周年を迎える今年、広島地下街「紙屋町シャレオ」(広島市中区基町)では、平和への願いと復興の歩みを振り返るさまざまな催しが開かれている。

シャレオ中央広場での展示の様子

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 シャレオ中央広場では、8月2日から「復興の都市計画についての企画展」が始まった。戦後の都市計画と広島サッカーの歩みを対比したパネルや、広島平和記念都市建設計画、サンフレッチェ広島が毎年8月6日前後のホームゲームを「PEACE MATCH(ピースマッチ)」と位置付け、サッカーを通じて核兵器廃絶と世界恒久平和の実現へのメッセージを発信する取り組みなどを紹介している。

 このほか、中央広場から広島サッカースタジアムまで、「平和の軸線」をたどるスタンプラリーや2025年にピアノのラッピングデザインを一新した「紙屋町まちかどピアノ」を演奏するコンサートも期間中12時30分~13時に開く。

 シャレオ西通りの特設会場では、8月1日から「紙屋町・基町80年のあゆみパネル展」を開催。戦後から現代までの街の変化を写真62点とともに振り返る。8月6日には、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館が主催する「被爆体験記朗読会」も開かれる。登録朗読ボランティアが、被爆者の手記や原爆詩を1回40分、1日5回にわたって朗読し、平和への思いを伝える。

 同日には、「Peace From 紙屋町2025」も開催され、安田女子大学の学生が参加する書道体験や大書パフォーマンス、管理栄養学科によるドリンク販売なども行われる。平和の祈りをこめた書を展示する。

 開催時間はイベントにより異なる。展示期間は、「復興の都市計画についての企画展」=今月11日まで。「紙屋町・基町80年のあゆみパネル展」=今月15日まで。

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