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広島・呉が舞台のアニメ映画「この世界の片隅に」が再上映へ 終戦80年で

再上映に合わせて描き下ろしたというビジュアルチラシ。今週末から上映する一部劇場に設置予定(写真=映画「この世界の片隅に」公式&映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」Xより)

再上映に合わせて描き下ろしたというビジュアルチラシ。今週末から上映する一部劇場に設置予定(写真=映画「この世界の片隅に」公式&映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」Xより)

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 戦時下の広島市、呉市を舞台にしたアニメ映画「この世界の片隅に」が終戦80年を迎える今夏、8月1日~15日に全国で再上映される。

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 映画「この世界の片隅に」は、2016(平成28)年に公開された。こうの史代さんによる同名漫画が原作。太平洋戦争中の1930年代末から終戦を迎える1945年までの広島市・呉市を舞台に、一人の女性の「日常」を丁寧に描描いている。

 片渕須直監督は映画化に当たり、公開の約4年前から広島や呉など、関係する地域の資料調査や現地訪問を繰り返し、時代考証を重ねた。当時の風景や生活環境を可能な限り忠実に描くため、監督自身による現地取材や住民への聞き取りも行われた。制作資金の一部調達には、クラウドファンディングを活用し、目標金額の2,000万円を大きく上回る約3,912万円が集まった。

 国内外で70を超える賞を受賞し、2019年には約38分の新エピソードを追加した映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」も公開している。

 広島県内では、「八丁座」(広島市中区胡町)、「MOVIX広島駅」(南区松原町)、「福山駅前シネマモード」(福山市伏見町)で上映する。上映館は追加があり次第、公式ウェブサイトで情報を随時公開する。

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