カープの25年ぶりのリーグ優勝を記念したパレードと報告会が11月5日、広島平和大通り(広島市中区)とMAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島(南区南蟹屋2)で実施された。
パレード当日は晴天に恵まれ、約31万3千人が集まった。沿道はレプリカユニホームを着用したファンらで真っ赤に染まり、監督や選手、球団関係者ら総勢100人がオープンカー4台、オープンバス5台に乗って、時速5キロのペースで西観音町電停東交差点東側から鶴見橋西詰までの約3キロを進んだ。
周辺のマンションやビルからパレードを一目見ようと、手製の応援グッズとともに顔をのぞかせる人の姿もあり、平和大通り周辺はパレード終了後も通りで記念撮影をするファンなど、人々の熱気に包まれていた。
優勝報告会は球場で開き、事前抽選に当選したファンでスタンドは埋め尽くされた。「それ行けカープ」の合唱時には選手もマウンドに広がり、ジェット風船を手にしたファンらとともに熱唱。
今シーズンで現役を引退する黒田投手のセレモニーも開き、インタビューに応じた黒田投手は「20年間何とか野球を続けて来られた。最後に世界一のカープファンの前でユニホームを脱ぐことができる。本当に最高の引き際だと自分では思っている。20年間本当にありがとうございました」とコメント。サプライズで黒田投手の背番号「15」と同じ回数の胴上げも行い、報告会を終えた。