リーガロイヤルホテル広島（広島市中区基町）が1月14日、2012年1月から着手していた客室の大規模リニューアル工事を3月に完了すると発表した。

　1994年に開業した同ホテルの大規模リニューアルは今回が初めて。宮島・厳島神社をメーンコンセプトに取り組んだという一連の改装にかかった総工費は4億円という。

　4年を費やした全客室の改装はホテル北側23～29階フロアの計82室で完了する。増加するインバウンド需要への対策として、14～25階のスタンダードフロアのシングルルーム135室をツインルームに改装し、訪日旅行客やMICEによるビジネス客の利用を見込む。

　デザインコンセプトはフロアごとに設け、宮島を囲む瀬戸内と広島の山や自然をイメージした空間にそれぞれ仕上げる。新たにサータ社製のポケットコイルマットレス、加湿空気清浄器を導入するほか、大型テレビも設置して快適性の充実を図る。

　宿泊は4月から受け付け、今月20日から販売を開始する。宿泊料金は1泊1人3万5,640円～。