外食事業などを手がけるインスマート(広島市中区袋町)が広島・じぞう通りに中華料理店「竹雅小閣楼 聞香(ウェンシャン)」(富士見町、TEL 082-544-1155)を出店して1カ月が経った。
中華のイメージにこだわらないモダンなインテリアや装飾品をそろえた同店は、同社の新業態店。広島の中華料理店はファミレス型の郊外店やホテル内の高級中華料理店、ショッピングモール内のファミリー向け店舗のほか、繁華街に点在する中華そば店や中国家庭料理を中心に食事をメインで提供する低価格帯の店舗が多いことから、手ごろな価格でフカヒレやアヒル料理などをぜいたくに楽しんでもらいたいと新業態で出店したという。
店舗面積は約32坪。席数はテーブルとカウンターの計57席で、店舗奥には14人まで利用できる個室も用意した。料理は、「滋味」をキーワードに創作から広東風、四川風など、「各地のおいしいものを集めた」と店長の清次沙緒里さん。さまざまな香辛料を使った料理は、「辛さだけではなく、うまさもしっかりと感じてもらいたい」とアラカルトやコースで提供する。
このほか、来店客の目の前で一杯ずつ入れる中国茶や日曜、祝日の朝のみ提供する「朝粥(あさがゆ)」を用意。ターゲット層は20代後半から高齢者まで幅広く、親子3世代での来店もあるという。客単価はランチ=1,500円、ディナー=4,000円。
営業時間は、モーニング=8時30分~14時(日曜・祝日のみ)、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時~23時(日曜・祝日は22時まで)。