東日本大震災で被災した宮城県南三陸町の震災被害木で作った「どんぐりバッジ」を販売するチャリティーキャンペーンが3月5日、広島三越(広島市中区胡町)で始まる。
震災で大量に発生したがれきや津波堆積土などの上に緑の防潮堤を築く復興活動のシンボルであるドングリをモチーフにした「どんぐりバッジ」。デザインを新進気鋭のアーティストjunaidaさんが手掛け、一点一点異なる木目や色合いが特徴。
同キャンペーンは同店を含む三越伊勢丹グループ28店舗で取り組む。毎年、全国の店舗から優秀な販売員を選び表彰する「エバーグリーン」制度と連動させて実施。趣旨に賛同する販売員もバッジを購入しチャリティーに参加するほか、館内放送でも来店客に参加を呼び掛ける。
チャリティー参加の印となる「どんぐりバッジ」の収益は、「瓦礫(がれき)を活(い)かす 森の長城プロジェクト」に全額寄付し森づくりに役立てる。三越伊勢丹グループは2013年度より同プロジェクトに参画。キャンペーンの意義を販売員と来店客が共有することにより、共に東日本復興支援を進めていく。
価格は1個300円。600個限定。