ファッションとシネマカルチャーを組み合わせたイベント「ONE PLUS ONE(1+1) conference(ワンプラスワン・カンファレンス)」が9月21日、広島・福屋八丁堀本店内の劇場「八丁座」(広島市中区胡町)で開催された。
洋服とワンアイテムをコラボさせたイベントは、セレクトショップ「VINCENT&MIA(ヴィンセント&ミア)」(中町)が主催。楽しみながらライフスタイルのヒントや広島のファッションカルチャーを高めようと、遊びや学び、出会いの要素を複合させてプロデュースした。
イベントは3回を予定し、初回は昨年秋、結婚式場「三瀧荘」(西区)で開催。2回目となる今回は映画とコラボ。会場の八丁座では、劇場内やロビーなど、全てのフロアを使って開いた。イベントは2部構成で、映画をフィルターに新しい視点や価値観を浮き彫りにするスタイリング講座と映画「仁義なき戦い」、元ヴォーグ編集長のドキュメンタリー映画「ダイアナ・ヴリーランド」の2作品を上映した。
スタイリング講座では、ゲストとしてスタイリストの祐真朋樹さんとDJ沖野修也さんが登壇。セレクトした映画のワンシーンを基に、参加者のライフスタイルに落とし込めるヒントを交えて語った。イベントには学生~40・50代まで320人が来場。広島で活動するカメラマンやスタイリストなど、各方面のプロも運営に協力した。
「広島でもイベントができることを知ってもらいたい」とヴィンセント&ミア代表の菅正道さん。「地元に優秀な人材を残したい」と20代や30代の若手に対してのメッセージを込めた。第3回は来年、建築とのコラボを予定する。