お好み焼きの表面にソースやケチャップを使って文字やイラストを描く「オコ・アート」コンテストが現在、広島のお好み焼き・鉄板焼きチェーン店「徳川」で開かれている。

形からアレンジした「オコ・アート」

　徳川幕府の歴代将軍の名前を付けた関西風お好み焼きを提供する同店。自分でお好み焼きを焼いて食べる提供スタイルに「楽しさをプラスしよう」と運営する今井観光（広島市中区胡町）が企画した。

　コンテストでは「一般」「中学生～大学生」「小学生」、未就学年齢を対象にした「ジュニア」の4部門に分けて出来栄えを競う。利用客を対象に参加を呼び掛け、学生や社会人からの応募が目立つという。参加費は一般50円。学生や幼児は無料で参加できる。

　参加者は各店舗で用意する4色のソースを使って、作品を仕上げる。ソースはマヨネーズやケチャップで白と赤、辛みを抑えたマスタードを配合したソースで黄色、定番のお好み焼きソースで黒をそれぞれ表すという。

　デコレーションしたお好み焼きは写真に収め、携帯電話やホームページからエントリーする。「オコ・アート」を作った利用客のうち、応募に至るまでの参加率は約半分。作品の中には、形にもこだわった個性的なお好み焼きなどバラエティー豊富という。同社のホームページで公開し、閲覧者からの投票により、各部門の順位を決定する。上位入賞者には、食事券を送る予定。

　「オコ・アート」は、オタフクソース（西区商工センター7）の商標登録。昨年6月、「シーンとしてお好み焼きのあるところが盛り上がるように願い」と企画した。同社ではスーパーの店頭やお好み焼き店などに向けオコ・アートの提案会を開くほか、自社ホームページでも紹介する。

　エントリー期間は3月31日まで。