広島風にアレンジした韓国で定番のかき氷「パッピンス」の販売を7月上旬から、もみじまんじゅうの製造販売を行う「やまだ屋」(廿日市市)が始めた。
パッピンスは氷の上に小豆や果物などをのせたかき氷。砕いた氷の上に、シロップや練乳をかける日本のかき氷とは対照的に、具材と氷を混ぜ合わせることで素材の風味を楽しむが特徴。
トッピングには、やまだ屋がもみじまんじゅうに使う粒餡(あん)やキウイ、モモ、ミカン、サクランボ、白玉団子、青きな粉をのせる。青きな粉は、穀粉の製造や販売を手掛ける上万糧食製粉所(広島市安佐南区伴南2)を使い、やまだやの餡とコラボした。
広島市立大学の学生や教授からの提案を受けて実現した同商品。他業種とのコラボから生まれたスイーツに、「文化の違いもあって発見も多い」とパッピンスを販売する広島三越結の庵店の相野智幸店長。「新しいものが生まれたら面白い」と今後のコラボ企画にも前向きだ。
販売価格は650円。同店のほか、長崎屋本通茶寮店、本店で9月末まで販売予定。