既存の結婚式場やホテルを会場とせず、ラフに結婚式を挙げたいと考える利用者への情報発信を目的に4月6日から、広島のカフェバー「Log(ログ)」(広島市中区土橋町)でブライダルフェア「体温が感じられる距離」が開催される。
カジュアルダウンしたカフェを会場に開く同イベントは、広島でウエディングプランナーや着物の着付け、カメラマンとしてフリーランスで活動する女性3人による共催。「昨年から3人で仕事をする機会が増えた」と「wedding produce eccoLo(エッコロ)」(八丁堀)代表の川口明子さん。「形にとらわれないウエディングを発信したい」と「放課後キモノ倶楽部」を主宰する板羽エミコさん、カメラマンの河野尚子さんと企画した。
「自分らしさ」など、個性を出した式を作れることや価格を抑えられる、手作り感の強い結婚式のターゲットは30代以上の男女。「結婚式に行き慣れていたり、見慣れていたりする方も多い」と川口さん。「カフェは個性を出したい方には、表現しやすい場所」とも。
6日にはプレパーティーを開き、宮島口のイタリアン「ポリポ」(廿日市市)の料理も登場。ウエディングドレス、白無垢(むく)、振り袖を8人の女性モデルが着こなすショーは、「ファッション単体ではなく、見せ方も含めたスタイリングショー」。会場に合った衣装を披露することで、来店者の発想を広げることも狙いの一つ。7日に映像を織り交ぜながら約30分間、披露する。
会期中は、イベントに合わせて撮影した写真やキャンドルフラワー、ギフト、ジュエリーなどの展示を行い、店内には川口さんが常駐。ブライダルに関する質問や相談を受け付ける。「結婚の予定がない方もぜひ参加していただければ」と呼び掛ける。
開催時間は6日=19時~22時、7日=19時~19時30分、8日・9日=13時~24時。参加費は6日=3,500円(要予約)、7日=1,000円。今月9日まで。問い合わせは、エッコロ(TEL 082-223-8510)まで。