広島沿岸部のアウトレットモール「マリーナホップ」（広島市西区観音新町）で10月9日、ル・マン24時間耐久レースでマツダが総合優勝を果たした「787B」がデモンストレーション走行を行う。

スポーツカーを撮影する男性たち

　スポーツカーなどの車両展示を行う広島市交通科学館（安佐南区長楽寺）が、展示する車両を実際に走らせようと企画を連動させた「モーターフェスティバル」は今年で4回目。男性からの反響が強く、リアルタイムで車両を見たことのある人だけでなく、当時を知らない若い世代の来場があるため、来場者の年齢層は幅広いという。

　デモンストレーション走行するのは、広島で初走行となる「787B」を含む3台。1970年の東京モーターショーに出展したコンセプトカー「RX500」、スーパー耐久レース仕様の「RX-7」も登場する。このほか、「R360クーペ」から「スカイアクティブデミオ」まで歴代のマツダ車約20台によるパレードも予定。「787B」は、元マツダ契約ドライバーの寺田陽次郎さんがドライバーを努める。

　走行するコースを含む会場は、普段約1600台の車を駐車することができる駐車場内に300台分を使って設営する。「前回よりも広め」（マリーナホップ担当者）という会場内には、車両が走行するコースも用意する。

　当日は東日本大震災の復興支援を目的としたチャリティーTシャツを販売。デザインは「RX500」などのデザインに携わった福田成徳さんが、今回のイベントのために「787B」を描き下ろしたオリジナル。1枚2,000円で100枚を用意。売り上げは全額、日本赤十字社に寄付する。

　開催時間は10時～17時。入場無料。悪天候中止。