中四国で最大級となる音楽施設「ブルーライブ広島」(広島市南区宇品海岸3)が9月5日、インテリアショップ「ACTUS」が並ぶ広島・海岸通りにグランドオープンする。
施設のコンセプトは「中四国最大級の本格的ライブ&ダイニング」。大型のライブハウスだが、食事を提供するパントリーを持つ。デザインは、世界的にも著名な音楽都市として知られるイギリスの港街・グラスコーをイメージ。個性的な建築デザインに仕上げた。客席面積は76坪。キャパシティーは、スタンディング=830人、シアター=400席、レストラン=150席。
ステージには両袖を備え、最新の音響と照明機器を用意。ライブやコンサート、演劇など多様なニーズに応える。同社が主催するオリジナルライブやコンサートなどを予定。従来のディナーショーと異なり、カジュアルに食事を楽しめるスタイルを目指す。ダイニングでは、1,000円前後のアラカルトメニューを中心に提供を予定。地元で活躍するアーティストによるライブも開く。
営業形態は、数十人で食事をしながら音楽を楽しむレストランから、800人のオールスタンディングでのライブまでさまざま。年間の稼働日数は200日を予定する。
運営するのは、冠婚葬祭を手掛けるユーベルグループのユーアイ・ベルモニー(西区南観音3)。結婚式や葬儀に特化した事業内容から、日常的・総合的な生活サービス関連事業へと分野の拡大を考える同社はおととし、広島県が進める「広島港宇品中央地区の魅力ある港空間づくり」事業コンペに参加した。
ライブホールと結婚式場およびパブリックガーデンを組み合わせた複合施設を提案。発想とにぎわいに対する実効性の高さを評価され、「音楽」をキーワードにした新規事業として展開する。同社では、施設の集客力を活かしながら、「広島への文化的な貢献」を目指す。