広島市安佐動物公園が開園40周年-開園当時のノベルティ進呈も

9月3日・4日には納涼ナイトサファリも開催する同園。現在は、150種1500点の動物が生息する。

9月3日・4日には納涼ナイトサファリも開催する同園。現在は、150種1500点の動物が生息する。

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 広島市内で唯一の動物園、広島市安佐動物公園(広島市安佐北区安佐町動物園、TEL 082-838-1111)が9月1日、開園40周年を迎える。

40年を振り返る写真

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 同園では、8月から保有する開園当時の写真をパネルで園内の14カ所に展示。開園日の1日は休園日だが、入園無料で臨時開園を行い、先着300人に開園時に制作した直径約25ミリの円形金属性バッジとボールペンを進呈する。

 3日は、開園から勤務する飼育係5人が同行し、動物舎の裏側を回るガイドツアーを開催。「動物園を知り尽くしたスタッフ」と同園広報係の竹内輝明さん。アフリカゾウやキリンの動物舎、キツネやタヌキなどが入る小獣舎を含む5カ所を歩く。このほか、県外からパネリスト4人を招き、「命の大切さ」をテーマに動物園シンポジウムなどの、記念イベントを4日まで展開する。

 同園は1971(昭和46)年、約99種497点の動物をそろえて開館。10年ごとに記念式典やイベント開き、30周年を迎えた2001年には子ども動物園「ぴーちくパーク」をオープン。同時期には、ファミリー層の来園が目立つことから週末を中心にイベント企画に力を入れ、動物が目の前で見えるような展示方法の工夫を始めた。

 開園当初は、半年間で約57万人が訪れたが、1980(昭和55)年には来園者数が年間で30万人台まで減少。その後は40万人台をキープした。同園で最高来園者数となる66万人は1987(昭和62)年、レッサーパンダや中国との動物交流が追い風となって記録。イベントが定着し始めた2007年には年間パスポートも発売し、来園者数は50万人を超えた。現在も「ほぼ横ばい」という。

 開園時間は9時~16時30分(9月3日・4日は21時まで)。イベントはいずれも予約不要。

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