東日本大震災の発生から1週間が過ぎた3月18日、広島で個人や民間企業からの支援物資の受け付けが始まった。
広島県は、自衛隊による救援物資の輸送と現地での受け入れ態勢が確保されたとして、民間企業や団体からの受付窓口を開設した。被災地から要望があった食品や水、衛生用品、衣類などの48品目はリストにして公表。食品や水などは賞味期限が1カ月以上あるもの、衣類は使用済み品を対象としないことなどの留意事項も。輸送の効率性を確保するために、可能な限り規模の大きい数量、単位での提供を呼びかける。
同日、広島市では20日~22日、個人からの支援物資を受け付けると発表。対象となる支援物資は、新品・未開封のタオルやバスタオル、肌着・下着、靴下と賞味期限が2カ月以上あるレトルト食品、カップ麺などの保存食品とペットボトル入りの水。
受付場所は、広島市民球場「マツダZoom-Zoomスタジアム広島」(広島市南区南蟹屋2)周辺。日によって、球場の北側駐輪場付近や西側シャトルバス乗り場へ場所を変更する。集まった物資は、広島市へ避難した被災者への支援活動などにも活用するという。
個人物資の受付時間は8時30分~17時。雨天決行。当日の問い合わせは広島市健康福祉企画課(TEL 082-504-2137)。民間企業や団体の問い合わせは、商工労働局商工労働総務課(TEL 082-513-3380)、市や町は広島県健康福祉総務課(TEL 082-513-3030)まで。